2024.06.03

Master's Program International Workshop - Master's Student:陳子瑩 / Exchange Location: Japan

研修の感想》 
今回の交流では、普段触れることのない機械科技分野に触れ、機械製品開発者の視点からデザイン思考を学びました。また、ペルソナを制作するために、両国のデータを収集し、日本の生活習慣や思考パターンについて、日本人の同級生と交流することでさらに理解を深めました。休憩時間には、チームメンバーと食事習慣、物価、生活スタイル、通勤などについて深く話し合いました。平時から日本語の自習をしていたため、日本人と日本語で会話することは貴重な経験であり、大いに収穫がありました。

ライフスタイル、通勤、食習慣は台湾と大きく異なります。学生は一般的に学校の近くに住むことはありません。電車やJRなどの公共交通機関を利用して通学します。今回の滞在先はOITの寮で、野江に位置しています。学校から近いとはいえ、まずは駅まで歩いて移動し、JRで大阪駅まで行き、また一段の道のりを歩いて学校に到着します。通勤には非常に多くの時間がかかりますので、早起きして準備をする必要があります。台湾とは異なり、日本には朝食店がありません。今回の朝食は、前日にコンビニやスーパーマーケットで購入したパンやおにぎりなどでした。昼食は日本の学生が近くの店に連れて行ってくれましたが、選択肢が多すぎて毎日何を食べるか迷います。日本の物価は高く、日本の学生は基本的に夕食を外食しない傾向がありますが、今回は彼らが様々なレストランや店に熱心に案内してくれました。日本の生活を体験しました。先生方もとても親切にしてくれ、本当に感謝しています。

IPBL以外、もう一つマレーシアとタイの国際ワークショップがあり、そのため、歓迎会では他国の学生とも交流する機会があります。益岡先生と井上先生の授業はとてもわかりやすく、デザイン思考からユーザーエクスペリエンスまで、簡単な方法で深く説明されます。企業見学では、井上先生が商品を展示し、人間性設計の重要性を強調しました。問題を解決する際には、社会の風潮やユーザーの経験も考慮する必要があります。もし製品がユーザーに異様な目で見られるようなら、それは良いデザインではありません。
 
「デザインはユーザーの視点から、かれらが必要のものを提供する。彼らに問題を引き起こす可能性のある製品を無理に提供するのではなく、彼らが本当に必要とするものを提供する必要があります。」
 
私たちのチームのテーマは地震対策であり、製作したものは、ベッドの頭に置かれる地震自動エアバッグ保護装置システムで、手すりの付いたベッドと組み合わせています。ベッドの手すりは一方が固定されており、もう一方は中央から持ち上げられる設計になっており、使用者がベッドに上り下りしやすくなっています。手すりの機能は、エアバッグを支えて、エアバッグが使用者に直接圧力をかけるのを防ぐことです。装置は揺れを感知すると自動的に充気し、エアバッグを使用者の上に放出し、使用者が直接の落下物の圧力を和らげるためのクッションとして機能し、定期的な警報も設置されており、救助隊が探しやすくなっています。装置の電源は電池を使用し、地震のシミュレーションでは停電時にバックアップ電源に切り替わります。装置の製作にあたり、先生方が多くの助力を提供してくれました。材料の調達、機器の提供、アドバイスなどです。先生方と日本の学生の準備のおかげで、私たちはプロジェクトを完成させることができました。
両国の国情や建築の違いから、ターゲットユーザーを設定する際に両国の生活状況を共有し、両国のデータを融合して両国共通のユーザープロファイルを設定しました。この期間中、日本の高齢者の生活についてさらに理解することができました。

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